目に触れる部分より目に触れない部分の方が、品質が低くなるのが一般的です。そのため、目に触れない部分の品質が、製品の総合的な品質の指標になるのではないかと思います。
タイトルの「Back of the dresser」はスティーブ・ジョブズ氏が言ったとされています。こういう考え方が社内全体に広がっていくと、よりよい製品作りに一丸となって取り組めると思いますので、思いついたことをリストアップすることにします。
ぜひ次の設計・開発のときに、参考にしていただきたいです。
When you’re a carpenter making a beautiful chest of drawers, you’re not going to use a piece of plywood on the back, even though it faces the wall and nobody will ever see it. You’ll know it’s there, so you’re going to use a beautiful piece of wood on the back. For you to sleep well at night, the aesthetic, the quality, has to be carried all the way through.
(引用元:Playboy Interview: Steve Jobs)
品質をちょっと上げる小技集
書いていて気付いたのですが、どの立場で考えるかによって、小技になったりならなかったりしますね。
みんなでいろいろ書いて更新していきましょう。
- システム内から他のサービスへリンクが設定されているときは、
<a href="#" target="_blank"
を設定する。- 理由:いくらリンクしているからと言っても、運営者はこのシステムを閉じてほしくないため
- 削除ボタンを、クリックしやすい位置に置かない。もしくは、confirmを設定して、確認してから削除してもらう。
- 理由:削除ボタンを押しやすい位置に置くと、トラブルになる可能性があります。このような「ヒューマンエラー」を極力起こさないようなUIを提案しましょう。
- ログアウトしてほしい場合は、画面上で見える位置にログアウトボタンを設置する。ログアウトしてほしくない場合は、ログアウトボタンはメニューを開かないと表示されないなど場所を気にする。
- ログアウトしてほしい=毎回パスワードを入力させたい
- 例えば銀行のサイト
- ログアウトしてほしくない=いつでもすぐ行動してほしい
- 例えばECサイト
- ログアウトしてほしい=毎回パスワードを入力させたい
- ページングをするとき、ページ内の全コンテンツを確認しながら進むか、それともIDだけでわかるのかによって、ページの作り方が異なる。
- 例えば、あなたが本を探している。ECサイトで「カエル」と検索窓に入れて探す場合、表示されている商品は全部チェックしたいだろう
- 例えば、あなたが社員番号1092番の人のデータを探している。従業員管理システムで、1ページ50人表示されるので、1092だから、たぶん20ページだけど、退職した人が表示されないからとりあえず20を開いてから考える。この場合は、社員番号だけ見れればいいだろう
- 顧客が本当に欲しいものは、社員番号検索機能に違いない
- 画面が小さいと押しにくくなるモーダルダイアログは嫌われるので、サイズが微妙な場合は、上下に同じボタンがあるといい。